「綺麗…。」 連れて来てくれたのは、 綺麗な街並みが見える人気のない場所。 「俺の秘密基地。」 「私に知られてもよかったの?」 「梨緒だからいい。 てか、梨緒と見たかった。」 「嬉しい…。」 「俺も嬉しい。梨緒といられて。 …梨緒、誕生日おめでと。」 そういって、尚輝は、私にラッピングされた箱を手渡す。