「ねぇ、ここ、どこ……?」


私は、今、すごく大きい家の前にいる。


「俺んち。」


「え……。」


知らなかった…。
真城くんって、お金持ちなんだ…。


「早くこいよ。」


数メートル前にいる真城くんに言われ、私は歩みを進める。