「そーだよ、今年で4年生。」 「そうだったんですかぁ。 上級生に知ってる人がいるって、心強いです。」 私はそういって、微笑んだ。 「俺も梨緒ちゃんと同じ学校とか嬉しいな。」 私たちが2人で話をしていると、茉菜が口を開く。 「あの…どちら様…?」 「尚輝の兄貴。」