あれからしばらくたった。 今日は、3月の半ば。 明後日は卒業式。 私たちは、来年だけどね。 紗希とは、2週間に1回は絶対会うようになった。 尚輝とも、なんの問題もなく過ごしてる。 「梨緒、眠い…。」 尚輝は、そういって隣で机に突っ伏してる。 「大丈夫?また、仕事?」 「そ。」