私たちが一緒に教室に入ると、クラスのみんなが固まる。

そりゃそうだよね。
こんなやつの隣に、あの真城くんがいるんですから。

真城くんは、特に気にせず席につく。
私も、自分の席についた。


「梨緒。」


「なに?」


「真城くんと、付き合ってんの?」


「はぃ?なんでそういうことになるの。」


「だって、仲良さそうに一緒に入ってきたから。」