私たちは、3人で帰ることになった。 …のは、いいんだけど…。 「なんで、真城くんが一緒なの…?」 「はぁ?それは俺のセリフだし。 なんで、お前がいんの? せっかく、梨緒と2人きりだったんだけど。」 「…ちょ、ちょっと、2人とも…。 喧嘩とか、やめようよ。」 「…梨緒が言うなら…。 ごめんね、梨緒。」 茉菜は、そういって、私に謝ってくれた。 でも、尚輝は、なにも言わずに、私の手を握った。