冷酷男子に恋をする





「俺、お前らになんか、興味ねぇし。」


真城くんがそういったとき、
真城くんの体が揺らいだ。

私は慌てて体を支える。


「大丈夫じゃないじゃん…。」


「…わりぃ、赤城。

とりあえず、ハチマキはお前らにはあげねぇ。」


「なんで…。」


女子たちは真城くんにたずねた。


「んー、こいつにあげるから。」


そういって、首にかけていたハチマキを真城くんは、私の手に握らせる。