「なっ!…もういい!」


 女は、服も乱れたまま、まだ授業中で静かな廊下に飛び出した。


 足音が響いた。


「………新しいオモチャ探そ」


 女の言う通り、体の相性だけはよかった。


 手放すのはもったいないけど、また探せばいいだけだ。


 俺は、服を整えてその空き教室から出た。