亜人の種族では、『天の使い』だとか、『幸福の象徴』とか呼ばれている一つの種族がいる。
写真でしか見た事ないけど特徴である背に生える純白の羽が、堪らなく美しくて、華やかで。
『アレになって俺も人の役に立ちたい』
それが当時の俺の夢。
『絶対大丈夫』
『失敗しても、きっと許してくれる』
安易な思い上がりを希望で覆い隠し、両親が寝静まったのを確認すると俺は家の外へ出た。
夢を現実にする為に…。
自分の周りに現れる魔法陣と光の柱。
その光が無くなると、背中に生まれた今までに無い感覚。
眼を開けると月明かりに照らされて自分の陰に翼が映っているのに気づくと嬉しくて…嬉しくて、いそいで家まで帰った。
俺は成功したんだ!と。
異変に気付いた両親が部屋の明かりをつけると、外から俺の足音が聞こえたらしい。
満面の笑みで、スキップしたくなる足と、踊りたくなる心を押さえながら家の扉を開ける。
「やったよ母さん!!俺天使になっ「いやぁあアアアアア!!!!」
…出迎えてくれたのは、母親の悲鳴と絶望した父親の顔。
よろよろとおぼつかない足取りで父親が持ってきたのは小さな手鏡。
そこで俺は…自分がどうなったのか理解したんだ。
背中に生えていたのは幸福の白い羽じゃなくて、
咎人の黒い羽。
写真でしか見た事ないけど特徴である背に生える純白の羽が、堪らなく美しくて、華やかで。
『アレになって俺も人の役に立ちたい』
それが当時の俺の夢。
『絶対大丈夫』
『失敗しても、きっと許してくれる』
安易な思い上がりを希望で覆い隠し、両親が寝静まったのを確認すると俺は家の外へ出た。
夢を現実にする為に…。
自分の周りに現れる魔法陣と光の柱。
その光が無くなると、背中に生まれた今までに無い感覚。
眼を開けると月明かりに照らされて自分の陰に翼が映っているのに気づくと嬉しくて…嬉しくて、いそいで家まで帰った。
俺は成功したんだ!と。
異変に気付いた両親が部屋の明かりをつけると、外から俺の足音が聞こえたらしい。
満面の笑みで、スキップしたくなる足と、踊りたくなる心を押さえながら家の扉を開ける。
「やったよ母さん!!俺天使になっ「いやぁあアアアアア!!!!」
…出迎えてくれたのは、母親の悲鳴と絶望した父親の顔。
よろよろとおぼつかない足取りで父親が持ってきたのは小さな手鏡。
そこで俺は…自分がどうなったのか理解したんだ。
背中に生えていたのは幸福の白い羽じゃなくて、
咎人の黒い羽。

