やっぱりあなたの事が好き

「大村、ごめんな?あの教室の話聞いて、嫌な思いしたやろ?ホンマごめん」


謝ってすむ事ではないと思う。

いつも、明るく振る舞っているけど、でも本当は傷付いている。

俺は、わかっていたはずなのに……


俺は正直に自分の気持ちを話し出した。


「あの話聞いた時、俺、すっごい嬉しかってんか……。でも、あそこで素直に喜んでからかわれるんが嫌やってん。だから……、あんな風に言うてしもてん」


そして、俺は一呼吸置き


「俺がからかわれるん嫌やからって、あんな風に言ってんの聞いてしまったら、大村傷付くわな……。ホンマごめんな」


大村の肩から両手を離し、俺は頭を下げ謝った。


黙ったままの大村に、俺は謝り続けた。

信じられないかもしれないけど、俺の事を信じて欲しい。


「もう、いいって」


そして、頭を上げた俺に


「本心って……、間宮の本心はどうやったん?」


大村は目を逸らさずに聞いてきた。


「えっ?あぁ……」


俺の“本心”

言ってもいいんか?


でも、素直になる、って決めたんや!

だから俺は


「俺……、ホンマは、大村の事……、好きやねん」


大村の目を見つめながら、正直な気持ちを伝えた。