「サラ…バカだなぁ。


本当は忘れてほしくないくせに、


本当に忘れたら怒るくせに。


『私のことなど忘れて』ってところ、涙で滲んで読みにくいよ…。」




手紙を読み終えたレンの目は涙で一杯になっていました。



「今だけは許して、サラ。


今だけは君を想って泣かせて…。」