「レンさん…。」


「あ…看護師さん…。

どうしてここに?」


レンに声をかけたのはサラの担当だった看護師さんでした。


「サラさんの病室にいると聞いたので…。」


「そうでしたか。


…ここに来ると、まだサラがいるような気がして…。


そんなわけないのに。


サラはもうこの世にはいないのに…。」