「平助逃げろ。」 そんな俺の耳元で新八っつぁんが囁いた。 「逃げ道を作ってある。そこを一気に駆け抜けろ。」 逃げる? 俺が? 今の仲間を捨てて、逃げる? 「そんなこと、出来ねぇよ。」 俺はそう言うのが精一杯だった。 「副長命令なんだよ。お前を助けなかったら、俺達説教だぜ?」 新八っつぁんがにやりと笑う。