顔を上げると、登立くんの顔がすぐ近くにあって心臓がつぶれそうになる。

それでも登立くんの顔はどんどん近づいてきて…!

ま、待って! 登立くん!
顔近い!

「ふーん、バスケか。そういや、もうそんな時期か」
私の学校では冬にバスケの授業がある。

「え?あ…うん…」