“もうすぐバスケの授業が始まります″

高校三年生の真冬、12月のある日…。

教室ではみんな大はじゃぎ。

だけどそんな周囲とは対照的に、わたし…片山小雪は数週間後に控えたバスケを前に、ひどく落ち込んでいた。