七色花火



"俺の運命と言うのならば、俺はそれを受け入れる"

この台詞が、強く心に響く。

少し前まで好きだった大輔。

でも、その恋は叶わない。

でも、もし神様が悠貴と逢わせてくれたなら、私はそれを受け入れざるを得ない。

その状況に、この言葉が当てはまっていて。

自然に胸が苦しくなる。

途端に、後ろを向く。

その時だった。

私の目の先にいたのは、大輔だった。

…なんか、痩せた?

教室で見たときは気づかなかったけど、改めてよく見ると、少し痩せた気がする。