七色花火


私達は、いっつもこんな感じで馬鹿やってる。

キスの通算なんて何百回したかな。

1日に最低5回はしてる。

うん。重症です。

でも、こんな毎日が楽しい今日この頃。

すると悠貴が思い出したように呟いた。

「そいえば今年ラストの祭りあっけど、明日行く?」

「行く行く!!行かないわけないじゃんよ♪」

でも、本当は少しだけ胸につっかかってる。

あの時の、キスが。

大きな花火の下で、はっきりと見えたキスシーン。

それがいつからか、私のトラウマになってた。

だけど、もう大丈夫。

悠貴がいるから。