七色花火


「俺は…絶対にお前を泣かせなんかしない。俺は絶対…お前を幸せにする…だから…」

その言葉だけで、嬉しかった。

誰かにそんなこと言われたことなんかなくて…どう言っていいかわからない。

「…それは…嘘なんかじゃ、ありませんか…?」

「………ああ。」

私の心臓は、止まりそうな位に脈を打ってた。

ドクンドクンドクンドクンドクン

受け入れろってことなのかな。

『はい』

この言葉を言っちゃえば、もう終わり。