七色花火


『俺も寝れねえ』

要先輩も眠れないんだ。

そこで、LINEで要先輩に話しかけて見ることにした。

『要先輩も、寝れないんですか?』

すると既読マークがつく。

『おう。寝れねえ。なんか目、冴えちゃって。今公園。』

公園?なんか涼しそう。

『どこの公園ですか?』

『うんと、こっからお前ん家が見える。』

「嘘ぉ!!」

私は思わず叫んだ。

一人暮らししてて良かった。

そして窓を開けて公園の方を見る。

すると、半袖にジーパンの要先輩がこっちを向いて手を挙げてた。