「大輔~!!遅刻するよ~!!」

私は隣の家に大声で叫ぶ。

いつもの日課。

「わあってるよ。本当、美羽はうるせえよな?」

「大輔がギリギリまで寝てるのが悪いでしょ!!」

髪はボサボサで、まだ少し眠そうな大輔。

大輔は私の幼馴染み。

幼稚園の頃からずっと一緒。

そして今の私の好きな人。

腐れ縁だって皆言うけど、私は運命だって思ってる。

だってこんなの偶然なんかじゃないもん絶対。