この度は、『七色花火』をご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。

作者の蒼木ユウと申します。

花火をテーマに、切ない恋心を描いたこの作品。

いかがでしたでしょうか。

気に入って頂ければ幸いです。



この作品は、私が初めて最後まで描いた作品です。

切ない恋を描きたくて、研究した結果このような結末となりました。

元々は、テーマに花火をいれるつもりは無かったのですが、花火はすぐに光ってすぐに消えてしまいます。

その風景が、まるで小さく光る恋模様に繋がったので、入れさせて頂きました。

一度は諦めかけた恋を、ゆっくりでも進めようと頑張る主人公と、それに気付いていながらも、本音を出すことの出来ない幼馴染み。

複雑な心境で、文で表現するのが、とても難しかったです。

主人公の一途な気持ちを、上手く読み取って頂ければと思います。

節にもある、花火の色は、今の状況や心境に合わせて変えていました。

お気付きになられた方も、いらっしゃると思います。

最後の『モノクロ色』は、幼馴染みが亡くなり、全ての時が止まってしまったような毎日を過ごす、主人公の心情です。

このような経験を積まれた方も、読者様の中におられると思います。

でも、それをずるずる引きずらないで、新しく時を動かして欲しいと、私は思います。

たとえ離れてしまっても、また会えると思っていればいつか必ず会えると私は信じています。

『七色花火』をお読みくださった方々に、このような辛い恋をされている方がいるのなら、私はそれを応援してあげたいと心から存じております。

いつか貴女の恋にも幸せが訪れますように。

伝えきれない想いと感謝を込めて。

蒼木ユウ