大輔が目覚めて1ヶ月がたった。

あれから大輔の病状は、どんどん悪化していった。

…もうすぐ、夏祭りなのに。

今の状態では行けそうになかった。

幾度と無く、嘔吐と吐血を繰り返し、1日に何度も呼吸困難に陥る。

それだけじゃない。

半分しか無かった左足を切断して、大輔の下半身は足を失った。

何日も目が覚めないこともあったし、一部記憶が飛んでいることもある。

もう大輔の体はボロボロだった。

見てるこっちが辛くなってくる。