七色花火


大輔はいつもそう。

そうやって私のこと何でも知ってるフリしてさ…

結局何にも知らないじゃない…

知ってるんだったら、もうとっくのとうに気付いてるはずじゃん。

『好き』って。

私はなぜか涙が出てきた。

何も上手く出来ない自分に腹が立つ。

私はそのまま帰らず、近くの公園に寄った。

「…大輔の馬鹿…」