あの悪夢から、7か月。 悠貴や椿先輩は卒業して、私達は3年生になった。 変わり無い毎日を過ごす日々。 回りが進路進路と騒ぐ中、私の時間は止まったまま。 ずっと、大輔のことを待っている。 起きるのを、ただひたすら。 桜が散って、葉桜になって。 少しずつ暖かくなってきた今日この頃。 もう少しで、あの季節がやって来る。