七色花火


大輔は……何もしてないよ…

…神様…もしもいるのなら教えて下さい。

…大輔は、どうしてこんなことにならなければいけなかったの…?

大輔の腕を…足を…元に、戻して下さい……

お願いします…

私が傷付くのなら、どうなってもいい…

だから、大輔だけは…大輔だけは……

すると、唇が暖かいものに包まれる。

これは………大輔の、唇…?

大輔は何を…?

私は……大輔とキスをしてる…?

そして一言。

大輔が言った。


「…俺……お前のこと好きだよ。」







「…私も、大輔が…好き…」