七色花火


二人はルルア姫を巡って戦う。

そして結局勝ち取るのはカヤト王子。

ありきたりなお話だけど、私は凄く好きな話。

部長もこういう話が好きで、台本を書いたらしい。

「私には貴方と争う理由がない…退いてはくれないか。これは貴方の為でも、私の為でも、ルルア姫の為でもある…」

「何を綺麗事を。俺はルルアが欲しいのだ…俺にはルルアが必要なんだ…」

部長はやっぱり凄い。

ここにいるはずのないルルア姫を想って、とても必要としている。

そんな演技をしていて、見惚れる。