七色花火


私はまだ、信じられていない。

もう大輔は死んじゃうなんて、わかりたくもなかった。


『お前が幼馴染みで良かったよ』


この言葉が、何度も頭でリピートされる。

心臓のドキドキが止まらず、おかしくなりそうで。


私が最後に見た大輔の背中は、弱々しくて、私が知ってる大輔じゃなかった。

どうして、こんなになるまで大輔の異変に気付いてあげられなかったんだろう。

私は…今まで何をしてたんだろう。