なにより大切な人







「瞳……」





「私さ…秋のこと好きじゃないからね?」





はっ?


好きじゃ…ない?





「じゃ…なんで…」





後ろにいる秋が笑っていた






「同居してるんでしょ?」




「ごめん…瞳が楽しそうに話すから言えなくて…」






「私のせい?」





首を振る





「確かに私は秋のこと好きだよ?だけど、振られたし…ね?秋」






「それ、今言う?」






「とにかく…私たちの間には秘密禁止!罰として今日の夜ご飯私のも作ってね!?」






瞳はニヤニヤしながら私をみた





「ごめんね…」





瞳は耳元で






「秋のこと好きなんでしょ?」





と、言った