「私…さっ…もう一回…」
「言わなくてもお前がやろうとしてたこと分かってたよ…」
「でも…なんで…2人があそこにいるって……わかってたの?」
「前も見たことあるからさ…お前らが付き合ってる前から…」
「嘘でしょ……」
梨衣菜は手を強く握った
「本当だよ…もう、あいつのこと忘れろよ…お前が苦しむだけだ…」
「でも…」
「まっ…よく考えろ」
秋は離れてしまった
その姿をずっと見てると秋はまた戻って来て
耳元で
「ハンバーグが食いてえな」
ニンマリとした秋は私の気力になったのかもしれない
なんか私だけじゃないんだ…
って思うと馬鹿馬鹿しくなる

