「あのっ…」 思い切って話しかけようとした瞬間 彼がこちらを見た はっとして言葉がでなくなった 彼は泣いていた 「優…君はなぜここにくるの?」 悲しい顔のまま彼は私に聞いた なぜそんな事を聞くのかわからなかったが、彼の瞳を見ると答えなくてはいけないと、なぜか思った 「私は…落ち着くから。 川の流れる音が私にとっての癒しなの」 「ほんとに、それが理由?」