そうしてかれこれ15分

いまだに食べ物で
貫き通すあたしたち。


「かしわもち!」

「ち、ち?チーズ」

「ズッキーニ。」

「ちょっ、お前もっと
悩めよw即答とか…」

「はいはいはーやーく」

なんか…ふたりっきりなのに
こんなムードないのか…。

「ったく…ニラ」

「ら…?…ライス」


あたしのその言葉に
椅子の背もたれに頬杖を
ついた肘をはなし、

一瞬、京太の目がまるくなった。


「な、なに?」

「いや…べつに。
な、お題広げていいか?」


…え、どしたの。

さすがにキツくなったか?w

「まーいーけど?
あたしの勝ちみえてきたな」

「…それでもいーよ。」


…あれ。



京太は顔をそらし、
後ろを向いてしまった。














無言のまま…3分経過。

「ね、ねぇ、京太?」
「すき」















……へ?