プルルルルル

いきなり先生の携帯が鳴る。

「ちょっといい?」

先生は私に気を遣う。

「あ、はい!」

「もしもし。」

わたしもお母さんにメールしとこ。

「あーーー、、、
ごめん、今日無理だわ。
うん。
また連絡する。」


そう言って先生は電話を切る。

「すみません、なんか用事
あったんですよね?」

「うーん、まぁね。
でも、いいよ、大したことないし。」

先生はニコッと笑う。

「やっぱりわたし帰ります!」

わたしが立ち上がると先生は
わたしを座らせた。

「いや、いいよいいよ。
てか、帰れないからいるんじゃん。」

う、、確かに。

「彼女さんですか?」

「あ、いや、違うよ!」

明らかに動揺してる。