また、皆が走り出して数分。
なんでもない…
なんでもないって…
そればっかり、考えてた。
レンがかばってくれたのも解ってた。
でも…―――
「…大体キスまでしといて何の関係もないとか…」
おかしいじゃん。
それって何も関係が無いわけ?
あたしがもし結婚してたら、不倫関係でしょ?
何も関係が無い?
浮気に入らないの?
あー。もう。
なんでこんなことばっかり考えてるのよ。
あたしの頭の中は校庭を走るレンのように、フル回転している。
ああ。きっと。
暑さで変なことばっかり考えてるんだね。
眩しい太陽があたしを射す。
レンみたいだな―――

