「くっ・・・」


レンは強かった。


「勝ったっ!!」


「・・・最悪っ・・・」


気づけばあたし達はいつもの調子に戻っていた。


「罰ゲームね。」


「・・・ヤダ。」


「・・・・・・おいしいプリン一個買ってあげるから。」


その言葉にあたしは即答。


「しょうがないなあ・・・」


「んじゃあねえ・・・・・・」


レンが楽しそうに罰ゲームを考える。


「・・・決めた!!」


「・・・んで。罰ゲームは何?」


「もう少ししたら夏休みじゃん?」


たんたんと楽しそうに話はじめるレン。なんだか嫌な予感。


「それでさー、俺達会えなくからさー。」


ああ。口止めね。何すればいいって?
今日みたいにデートとか?


「陸上部のマネージャーでもよろしく。」


「・・・へ!?」