「緋崎ー。できたよ・・・。」


「ん・・・」


ベットから起き上がるレン。


「・・・ナポリタン。口に合わなかったらごめん。」


そういってまだ湯気の出ているナポリタンを渡す。


「いいよ。ヒナ先輩の作ったものならきっとおいしいし!!」


「何言ってるんだか・・・・・・」


「・・・・・・」


「・・・どう?」


「・・・めっちゃうまい!!」


いつもの綺麗な笑顔。


「・・・・・・。」




それから、レンは皿いっぱいに盛ったナポリタンをいとも簡単にたいらげた。


「ごちそうさまでした。」


「・・・はい。」


「そういえばさー・・・」


「何?」


「さっきレンって呼んでくれたよね。」


「・・・!?アンタ聞いてたの!?」