「俺、寝てるからー何か食うの作っててー。んで作ったら起こして・・・。」


「は!?」


調理器具は!?
どこにあるわけ!?

大体材料だってあるの!?


とりあえずキッチンに向かってみた。
小さな冷蔵庫を開けると、まあまあ材料があった。

キッチンの棚を開けると、新品の綺麗なフライパンや鍋。


「・・・うわ・・・。」


使ってないのかな・・・?


とりあえずあるものをみてみる。


ハムにピーマン、ケチャップ。それからスパゲティの麺もある。


「ナポリタンくらいなら作れるか・・・・・・。」


あたしはテキパキと作り始めた。


「・・・そういえばなんで緋崎、あんなに眠そうなんだろう・・・。」


普通だったらね?
きっと落ち着き無くしてると思うんだ。

だって、ガキだもん。


「変なの。」