「がらっ!!」 その音は、あたしとレンを硬直させた。 「…レン…くん…かい…?」 優しい、やわらかい声。 「…会いたかったよ…」 レンのおばあちゃんは涙を見せた。 ほら。 レン。 離れたかったはずないじゃない。 会いたかったって。 言ってるじゃない。