いつだっただろう。
ヒロが言った。


「ヒナってさあ、いつも…
放課後になるとなにしてんの?」


真剣な顔で聞いてきたヒロにあたしは当たり前のように答えた。




「セックス。」


「…それって好きな人と?」


「その日によって違う。」


「じゃあなんで…」


「わかんない。」



そのとき見せた、ヒロの悲しそうな顔が頭から離れなかった。