――― その頃、いつも放課後になると 「ラブホ」 か 「その日やる男の部屋」 へ直行だった。 「ヒナちゃん。いこっか。」 「うん。」 こうなったのは 家庭環境が悪いからでもなく、 何か嫌なことがあるのでもなく… ただ、 退屈だから。 なんなく。 それだけだった。