「るーいーーっ。助けてーー。」

「鈴?どーしたん?」

「数学がーー。追試ーー。」

「あらまー笑」


教えてー、と、私に抱きついてくる鈴を

よしよし、と片手で撫でる。


かわいそうに、と思いながら。