「瑠依、好き。誰よりも1番好き。」

「…ばか。そんなに言わなくてもわかってる。」


私が笑うと

遼太は


"愛してる"


と、私に言って

もう1度唇を重ねた。


半年ぶりにしたキスは

甘酸っぱい恋の味なんかじゃなくて


自分の涙の味がした。

【end.】