「探したって会う確率は低いだろーし…。でも、家の前だとストーカーっぽいよなぁ…。」


付き合っていた頃は、何度も迎えに行ったあの家も

今となっては近づきにくい。


「しゃーない、探すか。」


俺は、ラッピングされた小さなプレゼントを鞄にしまって

街の中を走り出した。