たとえば君と。

「ひ、飛行機、だめなの?」

「高いとこ、だめ、なんだよね、実は。」

「あー…、そーだったんだ。」

「もー無理ほんと、泣きそー…。」

「大丈夫、まだ離陸してないから。」


いつもとは打って変わって

余裕のない百合の背中を、私は優しくさすった。