委員長〈じゃー、書記は1年から出してもらおうかなー〉






副委員長とかできるほどじゃないんでとりあえず書記やるか…





そう思いあたしは手を上げた







委員長〈おおお!じゃあ、このノートに毎回の記録してねー。ありがとー〉






「あ、はい。」







思ったよりめんどくさそー。












委員長〈じゃー、ここからは5月に控えてる球技大会の係り決めに入るねー〉









そこから約1時間くらい球技大会の係り決めをしていた。



あたしは得点、記録を集計する係りに、なった。










委員長〈得点、記録はもう一人必要だから誰かまだ係りやってない人いるみたいだしやってない人でやってもいいよーって人ー〉






『あー、俺まだなんもやってなかった…。これが1番楽そうかな?』








そう言って手を上げたのは永山だ。






もう、びっくりだよ。永山ふつーは1組の女子の子と同じにしてあげよーよー。

そしたらうち全然岡野君と得点、記録やったのにー。







一通り係り決めが終わって委員会が終わった。が、しかし…







書記は黒板に記入された球技大会の係り一覧を丸々写さなきゃいけなくて、あたしはまだ帰れない。











『永山君ー、一緒に帰らない???』







お、お、アピールか。
永山!モテモテだな!ってもともとか…







とか考えふふって笑いながらノートに写す。









『あー、ごめんな。俺、教室に筆箱忘れた!あと職員室よるから先帰ってて!本当にごめんな!』








『そっかそっか!いいよー、また明日!』







ええええ。あの女の子可哀想だよ
せっかく勇気出したんだろうし…

筆箱なんてお前家で勉強しとんのか。笑







女の子は帰ってしまった。

永山も視聴覚室を後にして残るのはあたし1人。





静かだなー