入学式からの2週間はあっという間に過ぎていった。






もっとこう、なんか不安なこととかたくさんあるのかなーって思ってたけどなにもなく平凡。










『くーらーうーちー』








「はーいはいはい…えええ?」









廊下の窓から顔を出すのは永山。









「え?なんかあった??」







『違うよー、一緒に帰ろーぜ??」







「はああああ⁈」








『何をそんなに驚いてるんだよ笑』









いやいやいや。驚くだろうが!!
見ろ!女子の顔を見ろ!
あの集団…あ、1組の子かな。見てる見てる怖いいいい










「あ、ちょっとよくわからないかなー…っていうか、あたし今日委員会の集まりあるから無理だ!!!」







『え!委員会⁈俺のクラスそんなの聞いてないよー。だったら俺も行かなきゃ』








「あー、そうなの?じゃあほら。行ってきなよー。」








『おん…』











まぁ、ここは運がよかったのか…
一緒に帰るのは特別な感じするけどそんな毎日帰ってたらおかしく見られないかな…?











『倉内さん、視聴覚室行こ。』







「あー、ごめんごめん!待ってーーー」








あたしは体育委員になった。
学級委員みたいにすっごいまとめられないし、体育は好きだからとりあえず。




それで同じ委員の男の子は岡野 悠斗(おかの ゆうと)って子と同じに。











『倉内さん急ご??』








「あー、本当にごめんねー笑」









とりあえず走ったので間に合ったけど岡野君にまで迷惑かけちゃったなー。委員会一回目から申し訳ないなーー









『あれ?倉内じゃん。』








ん????







声のするほうには永山が。









「ええええええ?体育委員だったの?」







『それはこっちのセリフだわ笑』







『永山君知り合い??』









永山に話しかける1人の女の子。
あ、永山と体育委員やる子みたい













『そーそー。2組だけどな!』






『そーなんだ。』







よろしくって言ってきたけど完全に目が笑ってませんでした。



本当に怖いな。なんか悪いことしたっけ…









体育委員の仕事は主に体育祭とか運動の行事のときに仕事が任されるらしい。







もうそろそろでいえば5月にある球技大会だ








今日は委員長決めたいとから球技大会の係り決めをやるそうだ