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時刻は7時。



あれ。




学校から帰ってきてすぐ寝ちゃってたのか




スマホを見ると隆平からLINEがきてた。





‘‘今から向日葵公園これる??’’



LINEが、来てたのは6時半ごろ





「やっばー。寝ちゃったよー。」





LINEで今から行く!!!と返信する。








『彩ー?どこ行くの??夕飯は?』





「あー、待って!向日葵公園で友達待ってるから!帰ってきたら食べるー!」






走って向日葵公園に行ったけど



隆平はいなかった。








「あーーー、なんで寝ちゃったんだよーーー。」








仕方なくブランコに乗って少しだけ待つことにした。








キィーーーッ





自転車のブレーキ音。




下げてた頭を上げると隆平がいる。









「あっ…」





『LINE見てないから多分寝てるんだろうなーって思ったんだけど…』







「ごめん。寝てた…あはは笑」






話す話題も見つからず笑いさえ引きつる。





『ごめんな。』







「えっ???」






『あのとき強く言い過ぎたなーって』







なんだ。気にしてたんだ。





「あっ、大丈夫だよ!」





『おう!』






隆平も隣のブランコに乗る。






「そういえば今日駅で会ったね!」




『あ、確かに!』





「友達???」





『おう、同じクラスのさ!なんか好きな子がいるらしくて相談乗ってた!笑』





「へー。隆平に相談して大丈夫かなー。」




『なんだよー。俺もきちんと真面目なときだってあるよ???』





よくよく考えると隆平といるといつも誰かが隆平に相談っていうか頼ったりしてるなって思う。





隆平が誰かを頼ることは?









「隆平は相談しないの???」





『…えっ?』






考えてたら、ふと出てしまった言葉。





「ご、ごめん!気にしないでっ」




慌てて言ったけど







『ないよ。相談とか。』





隆平はそういって、えへへと笑った。



どこか切なそうに。