「安田くんは高校から隆平と仲良くなったの??」






[あー、そんなかんじ!!でも俺は小学生のときもあいつと仲良かったんだぜー]






「え!そなの???」






[うん!小学生のときは大体一緒にいたしなー。でもあいつ中学生のとき引っ越してよー]







「よくまた出会ったね!笑笑」






[俺隆平が引っ越しても連絡とってたからなー。俺がここの高校受けるって言ったらあいつもじゃあ受けるって言い出してさ]







「じゃあ高校になったらこっち戻ってくる予定決まってたんだね」







[だなー。まぁ連絡とってたから高校になってもあんまり違和感ないし]







じゃあ昔の隆平を知ってるってことだよね…???

どんな感じだったんだろう



やっぱりうるさかったのかな笑笑








「小さい頃隆平どんな感じだった?」







[めっちゃ動く奴だったよ笑笑小学生のときからずっとサッカーとかバスケとか体動かすことが好きでさ。もちろん昔から女の子にモテモテだったぜ]







「それは安田君もでしょ??笑」





[笑笑照れるわ]






やっぱりモテるよなーそりゃそうだ。






[まぁ、でも付き合ったことあるけど、んー。]







安田くんの表情がさっきよりあまりにも変わっているのがわかった。






「中学のとき??」








[あー、うん。俺は電話でしかその話とか聞いてないし相談も受けてないからよくわからないけどなんかそれ以来誰とも付き合ってないし断ってるらしいぜ。]








「そっか…。」







多分そのときなにかあったのかもしれない。






「前の彼女さんとなにかあったのかもね…」





[うん。でも俺の口からは言っちゃいけない!]






「ど、どゆこと?」









[前の彼女となんかあったってのは知ってるけどそのことはあいつの口からちゃんと聞いてほしいな。]







「そーゆことか。大丈夫だよ!無理に聞いたりしない!」








言えないとかじゃなくて
直接聞いてほしいってことか



「聞きづらいなー笑笑」







[まえの彼女の話だしね笑笑]







でも知りたいんだろ?って言って安田くんは優しく笑う。




これでまた背中が押されたみたい。