そんな中、少し気になっていた隣の人。私が来た時からずっと寝てるんだよね。
「ねぇ、海斗。横の人ずっと寝てない?」
私は、海斗に聞いてみた。
「そいつね、朝すっげぇ弱いんだって。俺が学校来た時は起きてたから話して仲良くなった!確か、新山晋哉だったかな!」
なんか、すごいフレンドリーだな。朝ちょっと話して仲良くなるってすごいよ、海斗。私も今、すっごい馴染んでる気がするもん。
「そうなんだ。ちなみに、菜穂とも今日知り合ったの?」
「いんや、菜穂とは同中なんだ!」
同中か、すごい仲良さそうだもんね。
そんな話をしていたら、私たちの担任らしき人が入ってきた。
「えーっと、今日からこのクラスの担任をすることになりました、井上真です。歳は28、まこちゃんて呼ばれてます。よろしくなー」
またまた、個性的な先生だな。しかもちょっとかっこいいし!
「これから、体育館で入学式すっから、お前ら体育館行って出席番号順にイス座れな〜。よし、移動!」
先生の掛け声でみんな移動し始めた。

