「ね、ねえ翔」


「あ?何だよ」


「心臓がドキドキするのって

何でなのかなあ」




翔は、は?と言いたげな顔で

こっちをじっと見つめる。


そして俯く。





こんな事初めてだから

分からないから聞いたんだけど........




翔も知らないのかな?






「........命令2つ目」


「................え?」





この星空の下で翔はつぶやく。





「............俺とキスしろ」





そして次の瞬間。


私の唇には翔の唇が重なっていた。