7時、学校前。
空は暗くなり辺りも静かだ。
先生が通ったらすぐ隠れられる
ように電柱の側で立って待つ。
そういえば私服見るの初........
なんかすごいかっこいい服
着てそうなイメージ。
あんなに女の子にもててるんだし。
「わっ!!!!」
「きゃぁぁぁああああ!!??」
笑いながら人差し指を立て
しー、とやる翔。
び、びっくりしたぁ................っ
「あははっお前驚きすぎ!
今から忍び込むのにバレるぞ?」
「う、ごめんー....」
すると翔は何かを思い出したかの
ように空を見る。
そして一瞬だけ優しく微笑む。